HYPER WATER 開発者より

From Developers

株式会社マーフィード

池田 比呂志

代表取締役社長

この世界を支える水と車たちに敬意を表して―
ハイパーウォーターで変えていく、水と車、人の未来。

昭和40~50年代、まだ私が子どもだった頃、父親の車の洗車をよく手伝っていました。

当時、コーティング剤がなかった時代の車は、ボディに頑固汚れがひどくこびりついていました。
汚れを落とすために、クリーナーで何度も何度も磨いて、タオルで丁寧に拭き上げ、ワックスを均一に塗り込む。そして、30分ほど待って拭き上げ、再度ワックス。次は 30~60分待って、拭き上げ…。
1台の車を綺麗にするには全工程で半日がかりという、それはもう大変な作業でした。

時代は移り変わり、現代は車をよりかっこよく、より美しく保つための塗装やコーティング剤、コーティング技術が普及しています。本当に良い時代になりました。
しかし、ボディが輝くようになった分、より丁寧な洗車作業をしなくては、水がつたっていった水跡や自然乾燥した際の水しみ(ウォータースポット)が目立つようにもなりました。特に、車の顔であるグリル、こだわって選ばれている方も多いホイール、頻繁に手を触れるドアまわりの隙間などは、一点の曇りもない方が良いに決まっているのに、です。
この洗車時の問題を解決出来ればどれほど楽になるでしょう。

私たちマーフィード社は1990 年に創業いたしました。
逆浸透膜を中心とした浄水技術に着目し、水にまつわるエキスパートとして事業を展開。
家庭用から業務用、観賞魚用、そして飲料水自動販売機から浄水場に至るまで、幅広い分野が弊社のフィールドです。

やがて、私たちの生活に適した水の形を考える過程で、“純水”が洗車に向いていることがわかりました。ですが、「わかる」のと、それを「実現できる」というのとでは話が変わってきます。
純水からさらに不純物を取り除いた“超純水”と呼ばれる水の浄水には、非常に高価な装置の開発やフィルターの消耗を想定しなくてはなりません。さらに洗車は飲み水などとは違い、一度の大量使用や水圧、水温、使用環境・条件が発生します。そうした水質維持のためのメンテナンス体制の確立も必要不可欠です。

しかし、私たちは水のエキスパートです。
長年にわたる技術と経験の蓄積を通じて、優れたパフォーマンスを発揮できる技術や装置の開発、コストの削減、多様なニーズに対応するためのノウハウを確立し、皆様のもとに、洗車、そして水の未来をお届けする準備が整ったのです。

装置の開発に要した期間はおよそ5年。
かねてより着目してきた逆浸透膜を用いた浄水は、廃棄水の発生を極力抑えてフィルターの寿命を伸ばさなくてはならないという課題を抱えていました。

原水ごとの水質やバクテリアの有無、水圧や水温の変動、得られる純水の回収率の設定、周辺部品の影響等、フィルターに生じる劣化原因はさまざまです。こうした原因や廃棄水の発生は装置を運用する以上致し方ないことです。
この諸問題をクリアするのは、技術的に大きな挑戦を伴います。しかし、私たちが 5年の歳月をかけて開発した上位機種においては、水質、水圧、水温、流量等を機器の各所でセンシングし、最適な状況に保つことを実現。 同時に幾度にもおよぶ部品や技術の見直しにより、消耗品の長寿命化を達成しています。
さらに、自動運転による遠隔での管理・調整などの監視システム、全国で組織化したメンテナンス体制の構築に至りました。

「いつでも、どこへでも、超純水が届けられる」。

地上を駆ける自動車やバス、トラック、電車。そして空を舞う飛行機に至るまで、私たちの生活を支えるすべての乗り物を、より美しくより楽しく乗れるようにすること。 そして、そうした乗り物の維持にかかる労力やコストを削減し、使用する水や洗剤を減らして環境にもやさしくなれること。
私たちが見据えるのは、人・乗り物・水の調和のとれた関係です。

株式会社マーフィードは、これからもサスティナブルな社会の実現に向けて、革新的な技術とサービスを提供し続けることをお約束します。

浄水器を売るのではなく、
「水と車、私たちの美しい関係」を


創造してまいります。